某彼女続き。

 もう、冒頭から拒否反応凄くて駄目でしたが、まぁそれだけで否定するのも何なので……。
 無駄なことをズラズラと書き連ねてますので改行。


 小説は、形式(5・7・5みたいな)にとらわれない、虚構の物語ということだけど、中には心境小説と、実際に体験したことを素材に書く小説も存在する。
『何を、どのように書いてもいいのが小説だ』なんて事を誰かが言ってましたが、そういう意味で言えば、某彼女は、形式にもとらわれてませんし、実体験(?)を題材にした私小説と言えるのかもしれません。
 さらに、ちょっと調べてみると、作者の後書きは意外と普通の文章で書かれているようです。
 つまり、あの文章は狙って縦長にし、ひらがなを多くすることで携帯での読みやすさを重視している。痛い内容も、それを読むであろう中高生に合わせて書いてある、全てが計算されて書かれているのだ……そう考えたら『この作者、凄いんじゃないか?』と思えません?


 とはいえ、やっぱりアレが新たな文学だとか言われると……『ちょっとなぁ』という気分になるのは、きっと別なところに理由があるんでしょう……たぶん、主に腹の立つあの口調と思われますが(笑)


 そういうわけで、拒否反応するのは自由だけど、小説という括りで否定するなとの電波を受信いたしましたので、自分の某彼女への感想は『俺は受け付けませんけど、これも小説のひとつの形』とさせていただきます。


 それにしても、過去の偉大な小説家も書いてる時点では『こんなモノを書いて』などと蔑まされたりしてたりするわけですから、こういった携帯小説なんてのも、もしかしたら教科書に載るようなものになって、作者は偉大な小説家として語られたりするんでしょうかね?