向いてる方向はどっちだろう

『ジャストコーズ2』日本版の規制について。
 やっぱりユーザー側の心情としては、納得できませんよね。
 まず、発売前に告知しなかったこと。
 海外ゲームを買うユーザーにとって、最も希望することは『日本で発売される』事ではなく、いかに『オリジナルの要素のまま日本語化されているか』だと思うんです。
 海外ゲームを持ってくるメーカーさんで削除内容を発売前に告知しない事が多く見受けられますが、それはユーザーの『イベントが削除なら日本語版を買わない』という選択肢を奪った形になります。
 少しでも売り上げを伸ばしたいから発売前は黙っていようと言うなら、そりゃ駄目駄目です。だって、次に何か出す時に『どうせ色々と削除されてるんでしょ?』という先入観を生み出すだけでしょ、それ。


 そして、規制そのものについて。
 もちろん、法律や倫理観などの違いで、『日本で出すため』には削除しなくてはならない要素があることはわかります。Fallout3のメガトンイベントみたいにね。
 しかし、今回の削除は『日本で出すため』ではなく『一定のレーティングで出すため』の削除だったのでは無いでしょうか? 自主的な基準と言いますが、『オリジナルの要素』をいかに削らず発売できるかっていう努力を放棄して、基準に照らし合わせ要素を機械的に削除し、それが作品に与える影響は考えていなかったのでは無いでしょうか?
 そこに努力する気が無いのなら、ローカライズ業なんて止めてください。
 日本のメーカーほぼ全てに言えることだと思いますが、本来レーティングというのは、先につけるものではなく、作品の結果で付いてくるものだといういうことを認識して欲しいです。
 ま、日本の場合、そもそもレーティング制度が曖昧すぎるのが大問題なんですけどね(´-ω-`)コジンノシャクドデハカッタラソーナルワナ。


ともかく、■eには『海外ゲームのもつイメージを払拭したい』、『海外ゲームをもっと日本でも受け入れて欲しい』そういう意図でこのエクストリームエッジシリーズを始めたというなら、もうすこしユーザー側の目線を持ってローカライズして欲しいです。
 このままじゃ、結局『やっぱり海外ゲームは駄目だ』となってしまいますよ。