故人の遺志
18日からオンエアされるトヨタの新CM「実写版 ドラえもん」シリーズ第2弾「のび太のバーベキュー」編で、仏の俳優、ジャン・レノがドラえもんを、元NEWSの山下智久がスネ夫を、女優の水川あさみがしずかちゃんを演じている。
CM自体の出来はともかくとして、それについてツィッターで流れてたコメントが秀逸だった。
よくわからんが小学館という会社は、ドラえもんの感動的な最終回を同人誌化するのは「故人である藤子F先生の遺志を冒涜するもの」と判断して、大手自動車企業のCMでジャン・レノがドラえもんを演じるのにはクレームをつけないんだな。小学館にとって「藤子F先生の遺志」ってのは何だ?金か?
もちろん、金という観点で考えるなら、著作権者に対してちゃんと使用料が行くわけですし、勝手に作ったものと比べて、手順を踏んだトヨタの方が正しいのはその通り。
でも『遺志の冒涜』という点で考えるなら、あの未来図はドラえもんの世界を尊重してるとは思えないわけで……。