裁判って

強盗殺人罪などで起訴された竪山被告の裁判員裁判の1審千葉地裁は23年6月、死刑を選択。
事件前後に別の強盗致傷を繰り返していたことなどを重視した結果だった。
だが2審東京高裁は昨年10月、死刑判決を破棄、無期懲役とした。
理由は、1人殺害で計画性がない場合は死刑とされない「先例の傾向」だった。

 裁判員制度での裁判員の意見は満場一致で死刑。
 でも、前例では死刑にはならないから無期懲役の判決。
 ……そりゃぁ、そんなんなら『裁判官なんていらない』ってなるわなぁ。


 死刑判決に慎重になるのは仕方ないかもしれないけど、先例でそうだからといってそれを理由にするのは怠慢すぎんだろ。
 事件はその都度その都度、加害者も違えば、被害者も違うし、状況なども全て違う。1件、1件をしっかり鑑みて判断するために裁判官や裁判員がいるんじゃないのか?
『執行すれば取り返しのつかない死刑は、特に公平性を踏まえて慎重に検討すべきだとの意識がある』というけど、加害者が被害者を殺害してる時点で、公平性もくそも無いだろうに。容疑者が殺害しているかどうか、不明瞭ってんならまだしも。
 本当にこの『殺人事件は加害者が有利』という巫山戯た状況はなんとかしろよと言いたいわ。